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 フランスに行ってきました 

Part5/8 ルーブル美術館〜サクレクール寺院


mark01.jpg 2008/8/10(日) 

ルーブルへ:
今朝も6時に目が覚める。あーよく寝た、という気分の清清しい目覚め。

のんびり支度を済ませて8時ごろホテルを出発。余計な荷物を持たずに済むのでで気楽である。
朝から歩いてルーブルへ向かう。一旦南に下ってセーヌ川沿いを西へ。
沿道はまだカフェくらいしか開いておらず人通りもまばら。30分ほど歩いて無事到着。
時刻は9時を回ったところだが、ルーブルの周囲には誰もいない。
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東側から中庭に出るも、中庭にも人影はほとんどなし。時折、散歩の人がちらほら、といった感じ。

さて、館内への入り口がわからずさまよう。しばらく歩き回って、見覚えのある透明ピラミッドにチケット売り場発見。
その時はさほど待たずに買えたが、10時回ると長蛇の列ができていたのでラッキーだった。
館内で朝飯でも・・と思いきや中の店は10時からのよう。
探索の結果、9時から営業の店を9時半過ぎにやっと見つけ出し、サンドイッチ注文。
出てきたのは、出来合いのコンビニで売ってそうなやつだったが、まあ味は普通。

腹ごしらえも済ませ、いよいよ館内巡りであるが、今回、無謀とは知りつつも、特に下調べ無し!である。
(まあこういうだだっ広いところで、ピンポイントでお目当てを見つけるのはなかなか困難であり、時間的もロスも大きいと考える)
「これだけは絶対に見たい」というお目当てがあるわけでもなく、敢えて言えばルーブル宮そのものがお目当てなので適当に中を巡ることに。

まず、相方のご希望でエジプト方面へ。お棺とミイラ軍団にお参り。
つづいてメソポタミア関連へ、教科書で見たのと同じ物体(ハムラビ法典)が鎮座している。
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おお〜これが現物かぁ〜と感動を覚える。
その後は、モナリザ→ナポレオン(ってか嫁さん)の戴冠→ドラクロワの自由の女神→ナポレオン3世のお部屋と巡る。
ちょっとがっかりだったのは、モナリザ。絵がちっちゃいのは仕方がないが、展示の仕方がイマイチ。すごい遠目にしか拝めず不満。
DSCN0309.JPG なんだかなあ・・・。

一方、ナポレオン戴冠や自由の女神は、あほかと思うくらい巨大なサイズで驚く。
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意外に良かったのはナポレオン3世のお部屋のゴージャス振り。予想以上に豪華で目を奪われる。
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AM一杯で大体めぼしい所は一回りしてルーブルを後にした。
ぶらぶら歩く内オルセーに着いたが、ルーブルでナナメ読みしたお陰でお腹一杯だったので今日はパス(これが痛恨であった!)。
オルセー近傍のブラッセリーで昼飯にした。メニューの解読に手間取り、結局無難に(?)鴨肉などいただく。
これがなかなか美味しく、隣席の地元(?)おばちゃん二人組からは「昼からよう食うなあ」的な視線を受けつつ完食。
食事を済ませ散歩を再開。カルーゼル凱旋門を越え、西へ適当に歩く。

14:45 どこらへんなのかわからなくなってきたところで地下鉄駅入口発見。ピラミッド駅だった。入り口に地図があるので現在地確認。
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・・・おっとあれに見えるはオペラガルニエらしい。
15分ほど歩いて、15時きっかりにオペラガルニエ到着。
ここまでの通りは広い割りに閑散としていたが、この付近は急に賑やかになっている。
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オペラ座にはレアルからメトロで直ぐに来れるので、見学はまたにして、地下に潜ってOPERA駅からモンマルトル方面へ。
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ANVERS駅で降りると・・・土産物屋とおのぼりさんが入り乱れるごちゃごちゃ感が京都の祇園さん(八坂神社)を連想させた。
参道の如き坂道をちょいと登ると公園らしき広場に出る。
広場の手前のいかにも観光客向けな店でクレープ頼むが、これまた甘い・・・。
DSCN0321_anver.JPG ANVER駅付近。この道を登るとサクレクール寺院。


気を取り直して、公園の上にそびえる白亜の寺院サクレクールを目指す。
ドーム型のシルエットがキリスト教っぽくないよなあ、などと思いつつ上に登ろうとすると
かの有名なミサンガ青年隊の来襲。 

サクレクール寺院手前の坂に陣取っているミサンガ青年隊。手口はふらつーのレポート通りであった。
最初はコニチワとお辞儀で足を止め、No Problemを連呼し手に紐を巻きつけて来る。
腕を掴まれたが、ノーサンキュー連呼して早足で振り切った。
特に暴力は受けなかったが、皆体格が良く(私は175cm 80kg男です)腕力でねじ伏せられたらOUTだと感じた。
有名どころであるが、当初の予定に入っておらず、恥ずかしながら全く情報収集をしていなかった為、危うくひっかかるところだったが妻が危険を察知してカットしてくれたので事なきを得た。
ちなみに、振り切る際に知っている限りの日本語単語(ナカタ、ナガサキ、スシ他)を叫び出し思わず爆笑してしまったが、こちらの気を引こうとしてそれなりに必死なのだとも感じた。その熱意があるならもっとマシな仕事を探せとも言いたくなるが・・・

中腹から振り返るとすでになかなか絶景である。
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中腹もちょっとした広場になっているが、何か自転車関連のイベントをやっており賑やかというより煩い印象。
別にいかがわしくはないが、ちょっと騒々しすぎる気がして場所にそぐわない気がした。
もっと別の場所でやれば良いのに・・・。
 

そんな気分も束の間、礼拝堂に入ると、そこは別世界。
外の喧騒が嘘の様。荘厳な雰囲気と響き渡る賛美歌に圧倒される。

ここは内部撮影禁止であったが、前の人がデジカメで撮影しようとしていた。
すかさず係員のおじさんが飛んできて注意していたが、注意っぷりがなかなかスマートであり感心した。
日本だと、「ここは撮影禁止ですよ!」みたいな感じになりがちだが、
この係員殿は、つかつかとやってくるとすっと右手を上げ、ニッコリ微笑みながら人差し指で「チ、チ、チ」とやっていた。
やられた方もバツが悪そうにカメラをしまっていたが、雰囲気は和やかなままであった。
仕草だけ真似したって仕方がないが、やんわり注意しようという心意気に感心。

ちょっと混んではいたが、堂内を一巡りする。サントシャペルとは対照的な壮大さ。
そして、薄暗い礼拝堂から一歩外に踏み出した時に眼下に広がるパリ市街の景観の美しさ。
外は相変わらずの喧騒であるが、それすら心地よく聞こえるほどの爽快感である。
我ながらこの気分の変わりようが可笑しかったが、事実なのだから仕方が無い。
早朝はまた別の趣があるのだろうが、天気の良い昼間に訪れることを強くお勧めする。

礼拝堂のあとは、ドームへの螺旋階段へ。
礼拝堂とは別に入り口(一旦外に出て左脇)があり、料金を払うようになっている。ここも数人待ち程度で中へ。
・・・しかしながら、ここの階段は「狭い暗い怖い」
螺旋の半径が小さく、大人一人分のスペースしかない。すれ違うときはお互い横向きになるくらいの狭さ。
窓も無いに等しく、ものすごい閉塞感がある。閉所恐怖症の方は注意。
そして、しばらく上へ登り、永遠に続くような長い長い階段に気が滅入ってきた頃、足元から賛美歌が響いてくる。
・・・登りきったら天国とかじゃないだろうな、等といいかげんうんざりした頃にやっと到着。

絶景。
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壁は腰より上の高さまであるので、高所恐怖症の私でもまあなんとか大丈夫だが、ものすごい景観である。
ざっと一周り撮影した後、しばし放心。
足腰はまだなんとか平気なのだが、気分的にどっと疲れが来た感じ。

しばらく休憩の後、下界に下りると礼拝堂の地下に出る。
薄暗く閑散としており怖いくらい。日が暮れると何か出そうな雰囲気。

帰路はミサンガ青年隊を避けてケーブルカー方面へ。
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ケーブルカー横の階段で、てくてく下る。
麓の乗り場では結構な行列であるが、待ってる間に登れそうである。

DSCN0339.JPG どこまでも続く行列。わたしがミサンガ青年隊ならこっちで商売する。

足の不自由な人等は便利だと思うが、長崎県出身としては、「これくらいの階段自分で登らんか!」というくらいのぬるい階段(JR京都駅の大階段の方がきついかも)なのだが、これ自体が観光名所化しているのかも知れない。

さて、ANVERS駅に戻り、メトロでエトワール凱旋門へ向かう。
DSCN0344_ETGA.JPG でかい。

DSCN0348.JPG スキンヘッドの親父操るtwingo。

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凱旋門に着くとなにやら人だかり。
何事かと周囲をうろうろしていると、程なくしてパレードが始まる。
戦没者祈念の式典のようであったが詳細不明。
警察か軍隊っぽい楽隊が居て、おしゃべりしたりすごいダレた雰囲気を漂わせていたが、
式典が始まりラ・マルセイエーズを演奏すると、流石にこの時ばかりはピシッと背筋が伸びていた。(ような気がする)

凱旋門はご存知の通りでっかロータリー交差点になっており、行きかう車を眺めているのもなかなか楽しい。
当然ながら大半は国産(フランス)車。パリの街中で見かける限りであるが、若者に人気があるのはPEUGEOTで、シトロエンはちょっと高級な感じ、RENAULTは庶民派&実用車というような住み分けのように感じた。(偏見)
残りは、意外と?ドイツ車(VW、BMW、Mercedes、OPEL、Audi)が多く走っていた印象。フラ車5割、ドイツ車3割、残りをFIAT、VOLVOあたりで分け合っているという感じ。アメ車はほとんど居らず、TOYATAはヤリス(Vitz)、NISSANはマイクラ(March)が多い。1台だけMAZDA2(3代目Demio)が居た。

そのまま、シャンゼリゼ通りを歩く。 PEUGEOTのショールームがあったので寄り道。RENAULTのは見つからず残念。
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・・・と、トイレに行きたくなるがこういう時に限って公衆トイレがない。
有料トイレの看板を見つけるが、なんと日曜休み!(意味不明・・・)
止む無くメトロでルーブルに戻り、用足すためだけに入館という間抜けな羽目になる。
DSCN0367_CE.JPG シャンゼリゼにて。スタバってほんまどこにでもあるな。

ルーブルをもう一度回る元気はなく、メトロでレアルへ戻る。
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レアルを少しぶらついた後、夕食。イタ飯系ファミレスBISTRO ROMAINで、TRIOセット。
12〜3ユーロ/人くらい。結構安いとか思ってしまうあたり金銭感覚が麻痺している気もする。
料理は、日本でイタ飯食ってると思えばそこそこ美味しい。量はちょっと多めだったけど。
アメリカ行った時もそうであるが中華とイタ飯はどこに行っても日本人の期待を裏切らない。


 


Part5/8 ルーブル美術館〜サクレクール寺院

Last update 2010.3.22

 
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