帰郷
14:40
有田に入ると、いままで遠くに見えていた山が急に迫って来る。
日が早くも陰りはじめ(?)日陰に入るとちょっと寒い。
しかし、ここまで来ればもう佐世保は目の前だ。
見慣れた風景が増えてきた事に、遂に帰って来た、というより
遂にやってしまった、という思いが胸をくすぐる。
15:00
佐世保市に入る。
といってもまだ郊外なので、市街地まではもう少しかかるのだが。
実は子供の頃住んでいた市営団地がこのあたりなので、懐かしさがダブルで込み上げてくる。
15:20
佐世保市街へ。
岡田殿曰く「結構都会やん!?」結構びっくりしてた。
どんな田舎だと思ってたのか…。
15:45
日没までもうちょっと時間があるので、ちょっと寄り道する事にした。
JR佐世保駅の裏をくぐり、シーサイドパークへ。
結構、気に入ってもらえたようだ。
で、調子に乗って岡田殿をそそのかすわし。
弓張岳へ連れ出す事に成功した。
16:15
弓張岳展望台へ。
いつ来てもここの眺めは格別である。
岡田殿も感動してくれていることだろう。
東シナ海に沈む夕日を眺めながら、
今朝、九州の東の果てで初日の出を見た事を思い出す。
・・・なんてひたっている暇は、そうないことにやがて気づき、
弓張岳をあとにする。
17:30
実家は展望台への登り口の途中にあるのだが、
山の反対側に降り、岡田殿を郊外まで見送る。
旅の無事を祈って握手の後、別れた。
今夜は美味い魚たんと食ってくれ。
ちょっと心配ではあったが、まあなんとかなるだろう。
18:00
日もすっかり暮れ、いよいよ寒さが体を襲う。
人の心配してる場合ではなさそうだ。
・・・で、帰宅すると祖母の体調がすぐれず旅行は中止との事。
こんなことなら、最後まで送っていけば良かったと思ったが、
電話もしなかった自分が悪い。
佐世保シーサイドパークにて。