3.絶叫!因島大橋!


14:00

さて、向島に上陸し、因島大橋を目指して走り出す。

 因島大橋。付近は海水浴客で賑わっていた。写ってないが水着のおねいさん達がまぶしかった・・・。

すぐに標識が見つかるのだが、どうやら原付/歩行者通路は別入口らしい。
それはいいんだが、結構な距離を走らされる。
手持ちのツーリングマップルには、具体的な場所が書いていない。
相変わらずいざって時に頼りにならんな、コンチキショーと毒づきながら入り口を探す。

・・・なんだかなあ、このやる気のなさそうな有料道路の入口は。
とりあえず、ガンガン上へ登ると、・・・なんですかこれは?

 対向車いない・・・。使ってるのここ?

側道ちゃうやん!下道やん!
なんと高速(西瀬戸自動車道)の路面の下に専用通路があるのである。
「ま、いいや」と気軽に走り出した私が浅はかでした。

 眼下の海水浴場を望む。ここでも結構な高さである。

実はわたしは結構な高所恐怖症なのです。大坂城の天守閣も廊下にはなかなか足を踏み出せません。

して、この通路、両側面が「金網」なんですね。
当然、両サイドの見晴らしもかなり良く、眼下にははるか下の海面が望めましてですね、
幅は車が1台やっと通れるくらいしかありません。
それはもう絶景なんです・・・。

 確かにいい眺めなんだけど・・・。

走りはじめは、地面との高低差も小さいので平気なんですが、
ちょっと進むと、眼下に広がる海上の景観に凍り付きます。
少しでも目をそらすと「吸い込まれる」ようで、もう視点は遥かかなたのゴール地点にロックオン!!
真ん中まで来ちゃうといまさら引き返す訳にも行かず、
「一度止まったらもう動けない」と思い、ひたすら自分を励ますばかりです。

やっとの思いで渡り切り、賽銭箱に50円叩きつけた私の胸に安堵とともに沸き起こったのは、
「もう絶対橋なんて渡らんもんね!」
という決意でした。

 賽銭箱。一応監視して居るらしいが、人の気配なし。やる気あんのか?

 

しかし、ここ因島からは大三島方面の船便は無いようで、まさか一旦引き返す訳にも行かず、
覚悟を決めて生口橋に挑むことに。
こちらは普通に側道だったのでセーフ。
ツーリングマップルによると、ここ生口島からは隣の大三島までの航路があるようです。
大三島からは最初から四国の今治行きの船に乗るつもりなので、もう橋を渡る必要はありません。
しかし、喜びいさんで瀬戸田港へ向かった私を待っていたのは・・・。

と、その前に・・・。

生口橋へ向かう途中で、「本因坊秀策の碑」の看板を発見。
ツーリングマップルで確認すると、そう遠回りでもなさそうなので寄り道することに。
まあ特に変哲の無い神社だった。
時間もおしているので先を急ぐ。

 帰りしな、地図片手のギャル(絶滅語)2人組に遭遇。おそるべしヒカルの碁。

 

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