10.有明海を越えて


11:30

ミルクロードをひた走り、熊本側に降りてきた。
下界に近づくにつれ、ぐんぐん風が温くなってくるのがはっきりわかる。
ちょうどR57に合流するところに道の駅大津があるのでそこで休憩。
予定より結構早くに降りてきてしまった。もっとゆっくりしてくりゃよかったかな?

しっかしR57はほんとに車が多い。
道の駅にも右折出場禁止(迂回路案内つき)の看板があるくらいだ。
県道339から降りてきて、R57との交差点まで対向車がいないのに、右折したとたん車の洪水である。
ちょっと面食らった。

渋滞というほどではないので、R57が阿蘇方面へのメインロードである事を考えると、
R57の交通量が多いのはそう不自然なことではないのだが、
県道339に入ってくる車がほとんどいないのは不思議だった。

実家に戻ってから、親父にルート説明しようとして車用の地図広げたら、
ミルクロード(というかこの区間は「清正公道」なのかも)は「色なし」道路になっていた。
普通の2車線路だし、道幅も路面も尼宝線とかより数段上なんだけどなあ・・・。
確かに阿蘇山頂方面には遠回りだし、熊本からずっと片側2車線路走ってきたら、脇道にしか見えないけど。

ん?なんか耳の調子が変だ。右の耳が全然聞こえない!?
長時間の風切音でバカになってるようだ。なんか変な感じ。
やっぱりジェットかフルフェイス買わなきゃなあ・・・。

道の駅で食事しようと思っていたが、適当なのがなかったのでパス。
じっとしていると暑さで溶けそうなので、とっとと島原へ渡ってしまおう。
・・・とその前にトリップが360q超えてるので給油しておく。
ここまで来たら、熊本港までは一本道である。流れに身を任せ海を目指す。

 やっと熊本港に到着。

12:30

熊本港着。
意外と時間がかかったような気はしていたが、地図で距離を見直してみると、
実際に大津から結構な距離を走ってきたようだ。
R57は九州道熊本ICを越え、水前寺公園へ向かうバイパス路なので、交通量は結構多かったのだが、
R3を越えると、急に車の量が減り、港までひたすらまっすぐな道を走る。
R3から西側(海側)のエリアは一面田んぼと畑で、肥料の臭いがきつかった。

熊本港から島原港行きのフェリーは2系統あって、料金体系も微妙に違う。
今回乗ったのは、「オーシャンアロー」と名の付いた、高速船の方だ。

13:00

熊本港を出航し、海路島原へ。わずか30分の航海だが、
オーシャンアローでの船旅は快適である。
なんといってもシートがいい。さすが新型。新幹線のシートもこれくらいだったらな。
船内にラウンジがあって軽食くらいなら食えそうだったが、30分ではゆっくり食事できないな。
もうちょっとゆっくり走ったらいいのに。
結局昼飯はお預けのまま島原へ。

 さらば熊本。

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