愉快なルノー屋さん
2008/11/1(土)
今日は、徳島まで足を伸ばすことにした。
経緯:
とりあえずFITについての未練が無くなったので、ルーテシアの購入に向けて検討を進めることとした。
さすがに新車購入は予算オーバも甚だしいので、中古を物色することにした次第である。
WEBで中古車を物色した結果、方針としては以下の2つとした。
1)2〜3年落ち狙い
→TWINGO購入時と似たような程度で探すと、さすがにフランス車だけあってこなれた価格のタマがいくつかある。相場的には¥130万前後のようなので経費込みで\150万。これなら当初の予算にも収まる。その代わり年明け早々に車検であるが・・・。
ものの程度は良し悪しあるだろうが、新車の状態はチェック済みなので、エンジン音程度のチェックはできるだろう。
2)新古車、試乗車狙い
→数ヶ月〜半年落ちの、まだ新車の匂いが抜けていない奴を狙う。
さすがに相場は\200万前後になるが、車検は2年前後残っているのと、ディーラー試乗車はコーティング施工済みが多く、何より新車保証が残っているのが嬉しい。
少々奮発することになるが、購入後の出費リスクは低いため、予算は不足分だけローン組めば無理な話ではない。
どちらかというと2)で心は決まりつつあり、チェックしている中で気になっている個体が、岡崎にある黒と京都にあるアイスバーグブルーである。
京都はともかく、岡崎にはほいほいと行けないので、東京出張の帰りにでも寄り道しようかと思ったが、あいにく出張先で風邪を引いてしまい、大人しく諦めて見送りする。
そんな折、なんと4台も登録してきた店があり、在庫が気になっていた黒とアイスバーグブルーとメチルブルー全てが揃っていたので、これは一石二鳥、と現物確認することにしたのである。
本当ならTWINGOでドライブと行きたいが、例の異音がはっきりしない以上、高速や長距離は控えようと思い、高速バスとJRで訪問することにした。
阪急三番街のバス停は発車直後であった為、JRバスに切り替えるが、何故か違う日の切符を発券されてしまい1便乗り過ごすことに・・・・。
(再発行は別の人がやってくれたが、これまた同じ状況だったので端末側のNGだと思われる。最後は手書きで発券。)
明石海峡、鳴門海峡を渡り、徳島駅からは汽車で15分ほど。駅からさらに徒歩10分。
ルノーネクストワン徳島
行くまで気がつかなかったが、生粋のルノー専門店であった。(失礼)
敷地は決して狭くないが、歴代のルノー車がところ狭しと並べてあり、さながらルノー博物館である。
ルノースポールスパイダーの実車なんて初めて拝んだ。
徳島でドライブの折は話の種に一度寄り道することをお勧めする。
軒先にあった黒を見て、「やはり黒がカッコいいなあ・・・」と思ったが
隣のアイスバーグブルーも、実車はなかなか美しい。
「コーヒーでもどうぞ」ともてなしてくれる営業さん(実は社長)もそっちのけでひたすら2台を見比べる変な客はもちろん私。
到着が遅くなり時間がないので試乗はしないつもりだったが、成り行きでアイスバーグブルーの方を試乗させてもらうことに。
半年前くらいに常連さんお買い上げ、でしばらく神戸ナンバーだったようだがしばらくして「もっと大きい車がいい」とグランセニックに買い替えたとのこと。
走行は約3000kmだが、感触としてはほぼ新車。乗った感じでは程度にまったく問題なし。
黒の方もほぼ新車であったが、こちらはエアロパーツ他少し手を入れてあったのであくまでカラーサンプルとして観察。
メチルブルーも綺麗であったがちょっとインパクトにかけるというか無難と言うか・・・。
ここで買うのならアイスバーグブルーだが、黒も捨てがたいなあ・・・と悩んでいる内に日没。
とりあえず出直すことにした。
帰りは恐縮ながら社長にカングーで最寄り駅まで送ってもらう。(感謝)
しかしこの方、根っからのルノー好きと言うか車好きであり、お話を聞いていてとても楽しい。
大変気分の良い訪問であった。
さて、思案も大詰めである。
個人的な好みとしては、やはり黒である。
派手すぎず地味すぎず、30過ぎのおっさんが乗ってもさほど気恥ずかしさはない。Luteciaは車名ロゴも立体エンブレムであり、艶々の黒地に映える。
・・・しかしながら、黄砂の季節が来るとたちまち黄粉餅になってしまう。
そもそも「買い替えならばTWINGOとはまた違ったクルマを!」と考えているわけであり、また別の色にトライするのも一興か、とも思う。
なにより心が揺れるのが、ネクストワン徳島という店の魅力である。
社長の接客もさることながら、「うちはルノー一筋です!」という心意気が伝わってくる。
特に用事もなさそうな常連さんがフラッと遊びに来てみたり、ウチのTWINGOなんて「まだまだ若造!」といわんばかりの往年の名車が近隣から集まるこの店は、信頼に足る店であると思われる。(もちろん大阪城さんだって十分信頼に足りますよ!)
この店が他所と違うのは、土地柄もあるのかもしれないが、集う人皆がルノー車との生活を「楽しんでいる」と感じたことである。
クルマを購入すれば誰だってそれなりにシアワセではあるが、日々のメンテや故障した車の修理まで含めて「クルマとの生活」であり、そこが楽しいかどうかが私にとってとても重要なことである。
その点において、国産も含めた他のディーラーにはなかなかない雰囲気であった。「買うならここにしたいなぁ・・・」と思わせる安心感と魅力がこの店にはある。
2008/11/9(日)
散々悩んで出した結論は、「アイスバーグブルー購入」である。
ほぼ気持ちは固まっているが、前回あまり時間がとれず細かいチェックができなかったので、商談を兼ね、徳島を再訪することにした。
またもや高速バスとJR乗り継ぎ、13時に石井駅着。僭越ながら迎えに来てもらう。
現れたのはやはり黄色のカングー。間違えようもない社長のお出迎えである。
早速、お目当てのアイスバーグブルーを観察。
先週乗ったやつとは別に、もう一台が高知から帰還するとのことで、合わせて見せてもらうことにする。
今日帰って来る方が正規の試乗車とのことで、代車として遠征していた模様。
高知帰りはナビ付きだが、新車感が消えた感じがする。同じ値段なら綺麗なほうにした。
経費込み¥1990000 一括で振り込むことに。手付けは不要とのこと。
あとは、車庫証明やら納車場所の確認やらの手続きを済ませて帰宅。
最寄駅まではNewTwingoで送っていただいた。「運転してみますか?」と勧めていただいたが決心が鈍ると良くないので今回は遠慮した。
2008/11/29(土)
納車は、阪急伊丹駅前にて。
伊丹駅前の方が若干近いが、混雑して危ないので、新伊丹駅を指定したつもりだったのだが、先方にうまく伝わっていなかったようで伊丹駅集合になってしまった。
少しお待たせしてしまったが無事合流。社長自らテキパキと説明を進めてくれ、感傷に浸る暇もなくtwingoは引き取られて行くのであった・・・。
売値の相場を考えれば、修理費用で赤字になると思うので恐らくこのまま引退であろう、とは思うが、あの店ならあるいは・・・と淡い期待を抱かずにはいられない。
とりあえず、これまでの履歴はお伝えして、お店の方針にお任せすることとした。
Last update 2008.12.12