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高速道路


僕は高速道路が嫌いである。
理由:疲れるから

・・・と括ってしまっては流石に大雑把過ぎるので、その要因について考えてみた。

mark01.jpg ペースの異なる車が混在する
完全に渋滞してしまうか、周囲に全く車が居なければ問題ではなくなるが、大抵はそれなりに車は居てそれなりに流れている。
ただ、一般道と異なるのは、ペースの違う車が混在して変な緊張感を強いられる事である。
Luteciaの快適巡航速度は概ね60〜80km/hであり、燃費もこのあたりが最高となる。
できればこの速度域でまったり流したいので、飛ばすことは本意ではないが、流れによってはもう少し速度を上げる必要があるケースが多い。
もちろん、Luteciaの性能としては、日本の高速道路の流れに追従するに何も不足はないのだが、100km/h制限の道を70km/hくらいで巡行しておられる車もあれば、速度計の1と2を間違えているのでは?と思うような車にも頻繁に遭遇する。
自分の好みの速度と近い車が前方に居れば、その後を3歩(3秒)下がって付いて行けば楽チンなのであるが、なかなかそうもいかず、実際は以下のパターンを繰り返していることが多い。
1)自分のペースより遅い車に追いつく
2)追い越し車線が空いた隙に前へ出る
3)抜いた車との車間を気にする内に、走行車線前方の車との車間が詰まってくる
4)そのまま前の車を追い越す
5)何度か目のトライで走行車線に戻る

これで済むときはいいのだが、

嫌なパターン1
1)追い越し車線から走行車線に戻れない内に後ろから、ぬえわkmくらいの速度の車が迫ってくる
2)後方からのプレッシャーに負け、車間距離不足気味に走行車線に戻る

嫌なパターン2
1)追い越す
2)後方の車から追い越されて、自分の前に入られる
3)これまた遅くてイラッとする
4)追い越す
5)繰り返し

私は繊細?なので、こんな状況が延々と続くのが精神的に苦痛であるし、そもそも危険である。

 

mark01.jpg 退屈
退屈へのレジスタンス、とのキャッチコピーも空しく、Luteciaでも高速道路は基本的に退屈である。
私は極度の寝不足時を除いて、一般道走行時に眠くなることは無いが、高速を1時間以上走ると必ず睡魔との闘いに陥る。
下道での長距離ドライブと違って、ルート探索の緊張感が無いせいもあるが、多分に景色から受ける刺激が乏しいことも大きな要因だと考えている。
何も全線に明石海峡大橋ばりの眺望を望むわけではないが、30分に一回で良いので「目の覚めるような景色」に遭遇するようにしてもらえれば、居眠り運転は減るだろうし、1000円とか無料とかにしなくても高速のレジャー利用は活性化するのではないだろうか。
 
もうひとつの理由は、疾走感に欠ける事である。
例えば、高速では白線の間隔を長くしてあり、これは高速で走行することを考慮したものだと思うのだが、私が思うに逆効果ではないだろうか?
スピードは出ているのに点線が流れる感覚が変わらないので「遅い」と錯覚してしまう。
私は、運転者に「いつもより高速である」ことをもっと意識させた方が良いのではないかと考える。
車間距離を測るのに使うので目が細かいと困る、という意見もあるだろうが、車間距離確認用のマーキングを増やせばよいだけであり、また現状でも設置数に不足があるようには感じない。また、線と空白×5で約100mであるが、走行中に線を5個数えるのは視線が固定化され危険なので、車間は時間で測る方が実践的だと思う。


mark01.jpg ロードノイズ
もっと高級な車では気にならないのかも知れないが、高速走行中はタイヤからシャーッという音がずっと続き、耳障りである。
オーディオの音も聞こえ辛くなるが、音量を上げると疲れるし危険なので我慢するしかない。


mark01.jpg 渋滞すると逃げ場がない
一般道でも渋滞はするしその頻度だってむしろ高いのであるが、「その先の信号で左折して・・・」という具合に回避ルート模索するということも可能である。もちろん、見知らぬ土地の幹線道路から脇道にそれるのはなかなか度胸の居る事なので、普段めったに実行しないのであるが、できるかどうかの選択肢の有無が問題なのである。
高速は、渋滞情報が掲示板に表示されるのはありがたいのだが、巻き込まれてから出来ることはあまりない。


mark01.jpg 夜の高速はまぶしい
空いているのは歓迎なのだが、やたら疲れるのである。
その一因は、他車の照明がまぶしいことだと考えている。
都心部や道路照明の明るいエリアではさほど気にならないが、周囲が暗い道では、他の車のヘッドライトが眩しくて仕方がない。
中央分離帯の植え込みをもう少し高くするなどの工夫をお願いしたいものである。
ただ、今のところどうしようもないのが後続車のハイビームである。
もちろん運転中はハイビームが基本ではあるのだが、「他車を幻惑しないこと」が条件のはずである。
時々、解釈のズレている人を見かけるが、「幻惑しそうな時」はロービームにしないといけないのではないか?

困ったことに夜の高速で必ず出現するのが、「後ろからハイビームで照らしてくれる車」である。
単に、「オラオラ!ドケドケ!」モードで煽られる分にはとっととパスして貰えば良いのであるが、こちらが左の車線に譲っても抜きにかからず、ひたすら少し後ろを付いてくる車が居る。
追従した方が楽なのはわかるので適度に車間さえ取ってもらえれば追走自体に問題は無い。
・・・が、前をひたすらハイビームで照らすのは止めにして欲しい。
ルームミラーは防眩機能(2重鏡になっているアレ)があるので構わないが、サイドミラーに映りこむハイビームが眩しくて仕方が無いのである。
リヤフォグなどで気付かせようとも思うが、単なる嫌がらせとも受け取られかねずもどかしいばかりである。
世間には、ルームミラーをクイっと曲げて「反撃」する方も居るとのことだが、流石に高速走行中にそんな芸当もできない。
サイドミラーも2重鏡にしてくれないかなあ・・・。


Last update 2010.01.06

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